岡村宅途 / 一級建築士事務所 温古舎 主宰
1965年 埼玉県生れ 東京都台東区在住の住宅再生技術者兼デザイナー
古く・ささいなモノコトに新たな価値を見出すことを愉しみ、ソーシャルネットワーキングサービスの技術進歩がもっと暮らしに役立つことを期待せずにはいられないし、住環境づくりに役立てたい。
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『臨床住まい考』により家を診て治す
家にはそこで暮らす人の【安全】・【健康】・【介護】・【住継】・【維持】のため、もっと働いてもらわねばという考えのもと、住宅の診断・設計・再生・普及活動をしています。
住まい手にとって長い間暮らしてきた家には、数え切れない思い出があるとともに、不便さや問題もあります。問題のなかには、慣れ親しんで暮らしてきたことから、普段気にしていなかったことが実は身体にとって好ましくないということがあります。また高齢者は、暑さや寒さに対してよく我慢していると言われますが、一方で年を重ねるごとに冷温覚の感受性低下が進み、気付かぬうちに身体にストレスがたまり、ある日不調を訴えるということが起きます。
『臨床住まい考』とは、実際に暮らしている家の住生活環境（住宅性能）と住まい手の健康 との関連に留意しながら住宅を調べ、住まい手に沿うよう最適化された家へと再生するための考えです。
